WWFは、「人と自然が調和して生きる未来を築く」を目指し、世界100カ国以上で活動する環境保全団体です。私たちは、森林破壊を食い止め、森を守りながら利用を続けることができるよう、また消費者がそうした森から生産された製品を選ぶことを可能にするため、1993年のFSC®の立ち上げに協力し、以降その普及に力を入れてきました。FSC®が誕生して20年以上が経った今、FSC®の認証を得た森林は約2億ヘクタール、日本の国土の約5倍の広さに近づいています。また市場における拡大も着実に進み、特に欧米の先進国では、認知が8割を超える国もあります。WWFはそうした国の多くで、紙製品を取り扱う企業とともに、消費者にFSC®の意味を伝えるための多様な普及活動にも取り組んできました。その経験から、認証の拡大には企業の理解と協力が必須と認識しています。日本におけるFSC®の認知はまだ十分とは言えないでしょう。しかし、ここ数年でFSC®の採用は確実に増えてきました。「森を守るマークを選ぶ」を日本でも当たり前の習慣にするために、一層FSC®の普及に尽力したいと考えています。